(台北、桃園中央社)国軍の統合防衛演習は3日目の15日未明、中枢の安全強化を目的とした訓練を行った。多数の国産装甲車「雲豹」が台北市の総統府一帯から約5キロ先の国防部(国防省)大直博愛営区付近まで機動展開し、中枢防衛態勢を検証した。
憲兵第202指揮部は14日深夜から15日未明にかけて、多数のCM32、CM33、30ミリ機関砲搭載型のCM34を数回に分けて出動させ、これらの装甲車は総統府一帯から、国防部本部が位置する博愛営区付近まで移動した。軍や警察は複数の主要交差点で交通規制を実施した。
軍関係者によれば、この訓練は、分散型の指揮統制体制下で、任務遂行における部隊間の連携や対処能力を全面的に検証し、中枢防衛と全体の対処能力を強化する狙いがある。
午前には陸軍6軍団21砲兵指揮部のM110A2自走砲や戦術装輪車複数台が、戦術位置とされる北部・桃園市の民間整備工場に進駐し、緑色の帆布や一般的な青と白の帆布を被せて偽装。民間の車両の中に紛れ込ませて輪郭を隠匿した。隊員は中央から任務が通達された後の対応を検証し、同市の海湖海岸に敵が展開したと想定して火砲の操作訓練を行った。
統合防衛演習は敵軍が領海に侵入した状況を想定して行うもので、陸海空軍の戦力統合と共同作戦に重点を置く。指揮体制の分散化に焦点を当て、敵軍を探知してから無力化するまでの「キルチェーン」を運用し、「分散型指揮」と指揮統制(C2)、交戦規定(ROE)の徹底を検証する。