(台北中央社)衛生福利部(保健省)が所管する賑災基金会は27日、先月23日に東部・花蓮県のせき止め湖の水があふれ、下流地域で洪水被害が発生したことを受けて実施した募金活動について、24日までの寄付総額が13億9119万1377台湾元(約69億1100万円)に達したと発表した。すでに約8億2900万元(約41億2200万円)が緊急の見舞金などとして拠出されたとしている。
寄付は先月25日から今月24日まで受け付けていた。当初は目標金額を5億元(約24億8000万円)としていたが、開始から5日で突破した。最終的な寄付件数は31万4923件に上った。
同基金会は寄付金について、緊急の見舞金、生活支援金、地域復旧・復興費などに分けて拠出すると説明した。
また「公開透明」の原則に基づき、まず生活と生計を支援し、その後に心身のケアと地域の復旧・復興を支援するとした。不足が生じた場合や、追加で必要となった際は、基金会の資金から拠出するとした。
中央災害対策センターによれば、今月22日までに157人がけがをし、19人が死亡、5人が行方不明となっている。

