(台北中央社)今年7月に台湾に到着したM1A2T「エイブラムス」戦車の第2陣42両について、すでに移行訓練を開始しており、北部・新竹県の坑子口訓練場に正式に配備されていることが分かった。消息筋が14日、明らかにした。
M1A2Tは台湾が米国から調達を進めている「世界最強」とも評される戦車。第1陣38両は昨年12月に台湾に到着し、今年10月末に就役した。第3陣28両は来年1月の到着を予定している。
第2陣に関して消息筋は、先週に坑子口訓練場に配備されたとした上で、15日からは大砲と照準システムを結合した検収の一環として実弾射撃訓練を行うと言及。訓練では120ミリ砲や車載機関銃を用いた戦闘射撃を実施すると説明した。
120ミリ砲の射撃訓練は、第1陣と同様に①停止車両から停止目標②停止車両から移動目標③走行車両から移動目標─の3パターンで行うという。
来年1月に訓練を終え、その後正式に就役する見通し。