(台北中央社)中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が台湾有事に関する日本の高市早苗首相の答弁を巡り、「汚い首は斬ってやる」などとSNSに投稿したのを受け、総統諮問機関・国家安全会議の呉釗燮(ごしょうしょう)秘書長は14日、「中国政府の非文明的で地域の安定を損なう行為を強く非難する」と述べた。
同日、自身のSNSに日本語で投稿した。
投稿では、中国が自国の外交官である薛剣氏の侮辱的な発言について反省するどころか、「日本に対する屈辱的な言論や武力による威嚇などを続けている」と言及。台湾も長年にわたり「同じような威嚇や圧力にさらされてきた」と強調した。
高市首相は7日の衆院予算委員会で、中国による台湾の海上封鎖が発生した場合の事態認定について「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースだ」と答弁した。