(台北中央社)11日夜から12日朝にかけて、南部・高雄市と台南市で地震が相次いで発生した。中央気象署(気象庁)は12日、周辺地域では比較的小規模の地震が発生する可能性があるとし、注意を呼びかけた。
高雄市では11日夜10時台から11時台にかけて、甲仙区を震源とした地震が3回発生。このうち2回はマグニチュード(M)4.7、最大震度4を観測した。12日午前4時24分には、台南市楠西区を震源としたM4.0の地震が発生し、同じく最大震度4を記録した。
同署地震観測センターは12日の記者会見で、高雄で発生した一連の地震はフィリピン海プレートとユーラシアプレートのぶつかり合いが主な原因だと説明。台南での地震については、今年1月に南部・嘉義県大埔郷で発生したM6.4の地震の余震だとの見方を示した。