(台北中央社)江崎グリコが「ポッキーチョコレート」などのチョコレート菓子20品目を自主回収すると発表したのに関し、衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は9日、 台湾では2品目、4ロット、合わせて約2200キロが対象だと明らかにした。輸入業者に対し同社の方針に従うよう求めたとしている。
同社は8日、本来の風味と異なる商品の流通が判明したとして自主回収すると発表。カカオ豆を貯蔵していた倉庫に一時的に保管した香辛料のにおいが移ったのが原因と説明しており、安全性に問題はないという。
同署の報道資料によれば、台湾内の対象商品は「冬のくちどけポッキー」(賞味期限2026年6月)と「ポッキーチョコレート<8袋>」(同5~7月)。
同署食品組の廖姿婷簡任技正(上級技師)は中央社の取材に応じ、該当商品を購入した消費者はパッケージに記載された販売元に問い合わせるよう呼びかけた。