(台北中央社)中央気象署は10日、大陸からの寒気団が13日夜に今季初めて南下し、14日夜から15日早朝にかけて冷え込む恐れがあるとの予報を発表した。中部以北や北東部の平地では最低気温が12~14度、局地的に10度を下回る可能性があるとして注意を呼びかけた。
同署の林定宜予報官は中央社の取材に対し、11日午後から北東からの季節風がやや強まると説明。局地的に放射冷却の影響を受けやすく、中部や南部では日中と夜間の気温差は10度以上になるとの見込みを示した。
14日は終日冷え込み、北部の日中の最高気温は14~16度と予報。13日夜から15日早朝にかけては、条件がそろえば中部以北の標高3500メートル以上の高山で局地的に雪が降る可能性があるとした。
また12日から13日日中にかけては季節風の影響により、基隆北海岸、台北市・新北市・基隆市の山地、宜蘭などで局地的に激しい雨などの恐れがある。
寒気団は16日に弱まり、各地で気温が上昇する見通し。だが17日には北東からの季節風が強まり、基隆北海岸、台北市・新北市・基隆市の山地、東部で小雨が降る見込みだとした。