(台北中央社)衛生福利部(保健省)は7日、同部所管の財団法人賑災基金会に寄せられた東部・花蓮県で発生した洪水被害に対する寄付総額が10億台湾元(約50億円)を超えたと発表した。
洪水は先月23日、台風18号に伴う大雨で山間部のせき止め湖から水があふれたことで発生した。下流にある光復郷の市街地に濁流が流れ込み、人的・物的被害が大きくなった。中央災害対策センターによると、人的被害は死者19人、行方不明者5人、けが人157人となっている(8日午後5時現在)。
基金会によれば、6日午後11時59分までの統計で、総額は10億734万9656元(約50億2千万円)に達した。寄付件数は28万5446件で、このうち88件は100万元(約500万円)以上の高額寄付だという。
基金会は、寄付のうち4億7365万元(約23億6千万円)をすでに衛生福利部の口座に振り込んでおり、政府が被災地に開設したサービスセンターを通じて迅速に被災者への支給を行えるよう協力していると説明した。
その上で、復興は長期にわたる取り組みであり、引き続き多岐にわたる大きな支援が必要だとし、寄付を当初の予定通り今月24日まで受け付けるとした。
国内では銀行振り込みや電子決済サービス「LINE Pay(ラインペイ)」、コンビニエンスストアのマルチメディア端末から寄付が可能。海外からは金融機関の国際送金で受け付けている。口座情報は以下の通り。
受取人の取引銀行名・支店名=LAND BANK OF TAIWAN CHANGCHUEN BRANCH▽スイフトコード=LBOTTWTP102▽住所=No.156, Changchun Rd., Zhongshan District, Taipei City 10459, Taiwan(R.O.C.)▽受取人口座番号=102-005-201-966▽受取人名=Taiwan Foundation for Disaster Relief