強度台風(台湾基準)台風9号が台湾に接近している。東部・台東県では7日、農家が農作物の収穫を急いだ他、離島の緑島や蘭嶼を訪れていた観光客が予定を繰り上げて本島に戻る姿が見られた。
マンゴー農家の陳さんは、「収穫できる時に収穫する。間に合わなかったものは、台風に任せるしかない」と語る。ビンロウの原料となるキンマを栽培する男性も、今夏は価格が悪く、7月にようやく上昇してきたところだったと話し、収穫を急いだ。
サトウキビやコメ、パイナップルの栽培農家でも収穫が行われた。
政治家も例外ではなく、11月の選挙に備えて設置した大型の選挙看板や広告を撤去する作業に追われた。
県長選に出馬予定の陳瑩氏(民進党)は、強風で骨組みが壊れ、人や車、建物に当たったら大変だと語った。同じく県長選に出馬予定の呉秀華(国民党)氏も、数日前に設置したばかりだとしながらも「一時的に撤去する」と語った。
台東市公所(役所)も街路樹の剪定(せんてい)を急いだ。陳銘風市長は、公所総動員で街路樹の点検や排水溝の清掃などを行ったと話した。
台湾本島と離島を結ぶフェリーは8日午後から全便欠航となった。


