(台北中央社)中央気象署(気象庁)によると、台風9号による台湾への影響は10日から11日にかけてが最も大きくなる見通し。北部の山地では台湾の「豪雨」基準(24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上)を超える雨が降る可能性がある。
強烈台風(台湾基準)台風9号は6日午前8時現在、台湾最南端ガランピ(鵝鑾鼻)の東南東約2680キロの海上を、時速23キロで西北西に進んでいる。中心気圧は900ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は58メートル、最大瞬間風速は73メートル。中心から半径320キロ以内は風速13.9メートル以上の強風域、半径150キロ以内は風速24.5メートル以上となっている。
気象署の趙竑予報官は同日の会見で、台風は9日に進路を北に変え始めると説明。その後の進路は不確実なものの、勢力が強く強風域も大きいため、台湾への影響は必至だと語った。
台風の強さは6日がピークで、台湾に近づく頃には「中度台風」の上限か「強烈台風」の下限程度に弱まるだろうとしつつ、風速13.9メートル以上の強風域の半径は約320~350キロに及ぶと予想され、広範囲で強い風が吹くとの見方を示した。
また、9日日中に海上台風警報を、同日深夜から10日日中にかけて陸上台風警報を発表する可能性があると述べた。
降雨について、9日は台風周辺の湿った空気が流れ込み、北部の台北、新北、桃園で1日を通じて断続的な雨や雷雨となり、南部や各地の山地では午後に局地的な雷雨が発生すると言及。10~11日は台風や台風周辺の気流の影響により台湾全土で雨が降るとし、北部の山地で「豪雨」を超える可能性がある他、その他の地域でも「大雨」(24時間雨量が80ミリ以上または1時間雨量が40ミリ以上)や「豪雨」になるとした。
12日は台風が遠ざかるものの、各地で所によりにわか雨が降ると話した。