(キーウ中央社)ウクライナの若者のデジタルスキル向上を台湾が支援するプロジェクトの調印式が6日、ウクライナで行われた。オンラインで出席した劉永健(りゅうえいけん)駐ポーランド代表(大使に相当) は、戦火が続く中でも、台湾のサポートによってウクライナの人々の教育の機会を絶やさないという目標が実現できたとして喜びを示した。
調印したのは、2024年から25年にかけて行われたプロジェクトの第2期。第1期では、駐ポーランド代表処(大使館に相当)がウクライナの非政府組織(NGO)や大学と提携し、台湾から1200台超のノートパソコンを提供。プログラミングやロボット工学に関する講座を開設し、96校、6万5000人余りの生徒や学生が恩恵を受けたという。
第2期ではリソースを引き続き提供し、ウクライナの若者にデジタルリテラシーやイノベーション、リーダーシップなどに関するスキルの向上を支援する。劉氏は、プロジェクトを通じ、ウクライナの次世代を担う若者に能力を身に付けてもらうと同時に、台湾からの温かい心と友情も感じてもらえればと語った。
ウクライナ側からは、国会議員のミコラ・クニャジツキー氏らが出席。戦火の中でも人々に応援と希望を届けたとして、台湾の支援継続に感謝した。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった22年以降、台湾はウクライナへの人道支援を続けている。今年4月、台湾の地方自治体や民間が寄付した消防車や救急車など計68台がウクライナに引き渡され、先月には、台湾が再建を支援したリビウ市のリハビリセンターが完成した。