(台南中央社)10月4日まで開催中の愛知・名古屋アジア大会で、台湾代表の練習拠点が名古屋市の旧御園小に設置されている。運営は順調で、設置を巡り調整役を担った南部・台南市台日文化友好交流基金会の李退之董事長(会長)は、十数年にわたる交流で積み重ねられた相互信頼の成果だと語っている。
国際的な大規模スポーツ大会では、運動部(スポーツ省)が選手のために練習拠点を設置する慣例がある。練習場所だけでなく、簡易的な医療サービスや食事を提供しているが、今大会は昨春の時点で場所が決定しておらず、日本側と長期的な交流の基盤があった同基金会が適切な場所を探す調整役を担った。
李董事長は、1年超の努力の末、名古屋市から使われていない旧小学校の校舎を借りることができ、選手に快適で整った準備環境を提供できたと説明する。ただ、交通の便がよく、環境に恵まれている一方で、日本の公有財産を台湾の公的機関に貸し出して使用させることで、名古屋市側には大きなプレッシャーになったのではないかと語る。
大会開幕直前には、拠点の外に掲げられていた横断幕の「国家」の文字をインクで消そうとした痕跡が見つかるトラブルが起きたものの、その後の運営は順調だとし、超党派議連の日本台湾友好議員連盟のメンバーや関係各機関の支援に感謝を示した。
基金会の郭貞慧名誉董事長は、選手に充実した後方支援や専門的な補給と休憩の環境を提供できたとし、金メダル獲得に向けて全力を尽くしてほしいとエールを送っている。

