(台北中央社)2024年に発足した頼清徳(らいせいとく)政権の閣僚として初めて訪中した洪申翰(こうしんかん)労働部長(労働相)は21日、南京で行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)人材養成閣僚会議に出席した。参加メンバーとの交流を通じて、将来的にさらなる協力の機会を広げたとしている。
労働部(労働省)がメディア向けメッセージグループに発表した情報によれば、洪部長は、急速に変化する労働市場や人口構成、科学技術イノベーションに直面する中、労働者の権利や社会保障は時代に合わせて進化させなければならないと語ったという。
その上で、労働環境に関する制度の改善と柔軟性によって、育児中の労働者が支援を受けられるようになり、安定した就業機会や経済の安全保障につながると強調。家庭と仕事を両立できるようになり、企業にとっても人材が定着するとした他、配車サービスや料理の宅配など、アプリを通じて働く「プラットフォーム労働者」についても、労災保険などの関連の保障制度を改善していくべきだとした。
また、人工知能(AI)と科学技術イノベーションの時代には、関連のガイドラインやリスクマネジメント規定を段階的に整備し、責任あるAIを通じて人を中心としたガバナンスを推進し、労働者の権利が損なわれないようにする必要があるとした。
さらに、科学技術イノベーションは新た機会をもたらすとしつつも、その過程では労働者の社会保障も改善する必要があり、技術の発展と労働者の権利を両立させるべきだとした。
今回のAPECの枠組みや人材養成閣僚会議への出席については、会議中や休憩時間中の交流で参考となる多くの国際的な経験を知られたと説明した。
洪部長や代表団の会議出席について労働部は、いずれも順調に進み、中国側もAPECの慣例や規定に沿って必要な手配を行ったとした。