(台北中央社)日本統治時代に活躍した台湾の彫刻家、黄土水の愛の物語が、台湾と日本の合作で映画化される。黄役をツェン・ジンホア(曽敬驊)、その妻の廖秋桂役をスリ・リン(林廷憶)が演じる。来年に撮影を開始し、2028年公開を目指す。
タイトルは「土・水」。愛と記憶、自尊心をテーマに、人がいかにして愛するものを守り、時間を超えて後世に遺していくかを描き出す。ロマンあふれる大正時代の東京から、文化の火種を守り抜いた激動の歳月まで、生死を超えた深い愛を表現する。
「茶金 ゴールドリーフ」のリン・ジュンヤン(林君陽)監督がメガホンを取り、エグゼクティブプロデューサーには小坂史子やチャン・ヨンチャン(張永昌)が名を連ねる。芸術家の生命の軌跡を細やかに再現するため、製作陣は4年以上をかけて学者や美術史の権威を取材し、実地調査を実施してきた。
製作には1億8000万台湾元(約9億円)が投じられる見通し。同作は台湾映画の国際化を支援する文化部(文化省)の「大航海計画」で、国際的市場における潜在力やメディアミックスの可能性がある長編作品を対象とした「国際旗艦の部」の補助金給付作品に選出されている。