(名古屋中央社)愛知・名古屋大会は28日夜、陸上男子400メートルリレーの決勝が行われ、台湾は38秒32で銀メダルを獲得し、これまでの台湾記録も更新した。1位の中国は38秒17で、0秒15差だった。アジア大会の同種目で台湾が銀メダルを獲得するのは、2010年の中国・広州大会以来16年ぶり。
第1走者を務めた頼柏翔はスタート後、終始競争力を維持。第2走者の陳玟溥は直線で力強くスパートし、第3走者の黄左軍につないで差を縮めた。最終走者の楊俊瀚は韓国を追い抜く走りを見せた。
29歳でチーム最年長の楊は、4大会連続でのアジア大会出場。これまでに個人の200メートルでは18年に銀メダル、23年に銅メダルをそれぞれ手にしたが、リレーでは初のメダル獲得となった。
試合後に中央社の取材に応じた楊は「実はリレーが競技人生の出発点だった。これまではあと少しのところで届かなかったが、今回はなんとか表彰台に立つことができた」と喜びを見せた。
3月に母を亡くした黄は、未だ悲しみの中にあるとした上で、コーチが励ましてくれたとコメント。母が全ての力をくれたとし「本当にお母さんに感謝したい」と涙ながらに語った。
陳は、7月に左足の足底腱膜が断裂し、今でも歩くだけで針に刺されるような痛みがあるという。個人種目ではひどい走りだったとしつつ、団体種目のリレーではメンバー全員で努力してメダルを勝ち取れたと笑顔で話した。
29日午後3時現在、台湾勢が獲得したメダルは金3、銀9、銅23の計35個。国・地域別では13位となっている。

