(台北中央社)SABU監督最新作で、台湾の俳優イーサン・ルアン(阮経天)主演の台日合作映画「Arrested Memory」(狂忘警探)が、カナダ・トロントで9月に開かれる「第51回トロント国際映画祭」の「ミッドナイトマッドネス」部門に出品される。SABU監督は、イーサンの演技は「想像をはるかに超えるものだった」と称賛した。
イーサン演じる敏腕刑事が健忘症を発症し、記憶が断片化・崩壊していく中で、時間と戦いながら任務を遂行するというクライムアクション映画。台湾からイーサンの他、シエ・インシュエン(謝盈萱)やムーン・リー(李沐)、日本から堤真一、霧島れいからが出演する。
SABU監督は台湾の俳優について、役の登場シーンが多いか少ないかにかかわらず、役作りをとても重視しているのを感じたと話す。イーサンが3カ月に及ぶ柔道の集中特訓を行い、劇中で部下役を演じた俳優との関係を時間をかけて築くとともに、銃の扱いも徹底的に習得していたことに触れ、力強さや存在感のみならず、哀愁や辛さ、複雑な感情を細やかに表現していたと高く評価した。
また、見どころとしてイーサンとムーンのダンスシーンを紹介。優雅さの中に一抹の狂気と荒唐無稽さが入り混じる、忘れがたい唯一無二のシーンになったと太鼓判を押した。