(台北中央社)国防部(国防省)は20日、同日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ27機と軍艦延べ6隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。軍用機のうち延べ20機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越えて台湾の南西の空域に進入した。
中国の気球1機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したことも併せて発表した。気球は19日午後5時55分に中部・台中の西93カイリ(約172キロ)、高度2万7000フィート(約8230メートル)地点で確認。台湾本島上空を東に横切り、同7時40分に太平洋上空で姿を消した。
国防部は、国軍が軍用機や軍艦、沿岸部に配備したミサイルシステムで厳密に監視し対処したと強調した。