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中国公船、太平島の禁止水域に進入 海巡署が厳しく非難/台湾

2026/06/12 19:07
太平島周辺の禁止水域に侵入した中国公船=6月11日(海巡署提供)
太平島周辺の禁止水域に侵入した中国公船=6月11日(海巡署提供)

(高雄中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は11日、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島周辺で、中国の公船2隻が初めて、中国船の未許可での進入を禁じている制限・禁止水域に進入したと発表した。この事態をエスカレートしたグレーゾーン作戦だとした上で、(中国に)管轄権があるかのように装う行為は国際法や国連海洋法条約に違反し、国際秩序への挑戦に当たるとして厳しく非難した。

海巡署によると、同署東南沙分署南沙指揮部が午前7時25分ごろ、中国船「三沙執法301」と「三沙2号」が並んで太平島水域に接近しているのを確認。これを受け、艦隊分署南沙分隊が2隻の巡視艇を現場に向かわせたという。

巡視艇は、中国船から約0.1カイリ(185メートル)の距離で並んで監視し、退去を求めるアナウンスを行ったが、中国船は午前8時28分に太平島北方3.2カイリ(約5926メートル)の制限水域、同31分には太平島北方2.1カイリ(約3889メートル)の禁止水域に入った。その後、中国船は航行の安全を無視し、2度大きく進路を変え、同43分に制限水域の外側に出た。

海巡署は、太平島の禁止水域に中国公船が進入するのは初めてだと指摘。約15分間にわたり、台湾の主権を挑発し、海巡署の艦艇と職員の安全を脅かしたとした。

また中国が最近、東沙(プラタス)諸島や台湾東部、太平島周辺海域で嫌がらせを強めているとし、海巡署は統合監視システムを活用し、国家の主権と海域の安全を守るとした。

その上で、中華民国は中華人民共和国と互いに隷属せず、いかなる国も中華民国の主権を侵害することはできないと強調。海巡署は海上で主権を守り、航行の自由を維持するとし、いかなる国であっても中華民国の水域で管轄権を行使しようとした場合は、海巡署の艦艇が断固とした姿勢で退去を求めるとした。

(張已廉/編集:齊藤啓介)

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