(台北中央社)犯罪容疑者の中国への引き渡しに反対し、約200万人が参加したとされる2019年の香港大規模反政府デモから7年を迎えた12日、台北市の自由広場で、台湾在住の香港人や民間団体による記念集会が開かれた。
会場には、12年に行われた愛国心を養うための「国民教育」の反対運動や普通選挙の実施、自由を求めた14年の雨傘運動などを振り返る資料が展示された。悪天候の中、抗議のメッセージを書いたレインコートを着用し、「中国共産党の消滅こそ唯一の活路だ」と書かれたのぼりを持つ香港出身の参加者の姿も見られた。
また香港に対して1分間の黙とうがささげられ、参加者から断続的に「Free Hong Kong」(香港に自由を)と叫ぶ声が上がった。
19年のデモのスローガン「光復香港、時代革命」(香港を取り戻せ、革命の時代だ)と書かれたマントをまとった台湾人女性は、発禁処分が行われている今の香港が、思想や言論を政府が弾圧した白色テロの時期の台湾と似ていると指摘。1人の公民として、台湾の民主主義を守らなければならないと思ったと語った。
人権活動家の李明哲さんは、記憶することの重要性を強調。香港にはかつて法の支配や基本的な自由があったことを覚えているからこそ、今の香港が正常ではない社会であることを認識できるとし、言ったことや国際法、国際条約を守らない国を、台湾はどうして信じられるだろうかと中国を批判した。
その上で、香港で起きたことを台湾人が記憶する意義について、中国の政権がどのようなことをするか理解できると語った。
