(桃園空港、台北中央社)中華民国(台湾)と外交関係を持つ太平洋の島国パラオを訪れていた蕭美琴(しょうびきん)副総統は10日夜、全日程を終え帰国した。桃園国際空港で報道陣に対し、台湾を取り巻く外交環境は挑戦に満ちているとしつつ、パラオの台湾への支持に感謝し、台湾人には世界へと歩み出す権利があると語った。
蕭副総統はパラオのウィップス大統領の招きに応じ、6日からパラオを訪問。滞在中、台湾製ドローンの寄贈式や台湾の支援で整備した州間道路の完成式典に出席するなど、両国間の協力の成果を確認した。また、ウィップス大統領とパラオの海で、カヤックやシュノーケリングも楽しんだ。
蕭副総統は空港で発表した談話で、今回の訪問を通じ、台湾とパラオの間にオーストロネシア語族同士という海を越えた家族の絆を感じたと言及。ウィップス大統領をはじめ、政府要人から一般市民に至るまで温かい歓迎を受けたと振り返った。パラオの自然の美しさにも触れ、台湾の人々にぜひパラオを訪れてほしいと期待を寄せた。
また、パラオとの協力の成果も多く目にすることができたと指摘。インフラや農漁業、医療などの分野で多くの成果が得られたとし、これらの実質的な協力は、両国間に築かれた堅実な基礎の下、各分野の協力を深化させる未来につながるとし、両国の人々の福祉や国家の発展に寄与するとの考えを示した。
▽頼総統「世界とのつながり、引き続き深める」
頼清徳(らいせいとく)総統は10日夜、フェイスブックを更新した。蕭副総統がパラオの訪問から無事に帰国したことに触れた上で、台湾の人々は常に善意を持って人と接しているとし、国際社会において具体的な貢献をする用意があると記した。
その上で、「世界情勢の変化を前に、われわれはより強く、自信を持って世界に向かい、国際的なパートナーとのつながりを引き続き深めていく」とつづった。