(ワシントン中央社)訪米中の最大野党・国民党の鄭麗文(ていれいぶん)主席(党首)は11日、ワシントンで連邦議会議員やシンクタンクの学者と面会した。関係者によれば、交流では台湾の安全保障や武器調達、両岸(台湾と中国)関係に焦点が当てられ、議員や学者からは鄭氏の4月の訪中についても関心が寄せられた。
鄭氏は1日から約2週間の日程で訪米している。11日にはワシントンで共和党のダン・サリバン上院議員やドン・ベーコン下院議員、ヤン・キム下院議員をそれぞれ訪問した。キム氏は下院外交委員会で東アジア・太平洋小委員会委員長を務める。午後には米シンクタンク「スティムソン・センター」を訪れ、学者や専門家と約1時間半にわたって非公開で座談会を行った。
同行した国民党駐米代表の秦日新(しんにっしん)氏は取材に対し、一部の議員からは台湾の国防予算に関する国会審議について関心が寄せられたと説明。座談会では、両岸関係や台湾の国防、今後の国民党の方向性、武器調達などが話題の中心になったとした。
座談会に出席した米シンクタンク、ハドソン研究所のライリー・ウォルターズ上級研究員は、鄭氏は非常に積極的で、両岸関係とワシントン、台北、北京の3者間関係においてリーダー的役割を担う意思があることが感じられたと述べた。
鄭氏は同日夜には現地の華僑が主催する夕食会に出席し、約30分間にわたり講演した。今回の訪米について、多くは「非公開の面会と交流」だったと明かした上で、予想を大きく超える成果が得られたとアピールした。