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中国公船が台湾東部海域で活動 林佳竜外交部長「現状を破壊するトラブルメーカー」

2026/06/10 16:39
林佳竜外交部長(資料)
林佳竜外交部長(資料)

(台北中央社)日本とフィリピンが海洋境界の画定に向けた交渉の開始を発表したことを理由に、中国公船が台湾東部海域で外国船に無線通信を行うなどの行為を繰り返している。林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)は10日、中国共産党は法執行を口実に拡張行為を行っているとし、「現状を破壊するトラブルメーカーだ」と批判した。

中国海警局は1日、日比政府が両国間の排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の海洋境界画定の交渉開始での合意を発表したことに対する対抗措置として、「中国台湾島」の東側海域で法執行パトロールを実施すると発表。9日には中国の公船5隻が東部海域を航行した。海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)によれば、中国公船は中国に管轄権があるかのように装い、7日から9日にかけて外国籍の商船3隻に出発港などの情報を確認する無線通信を行った。

林氏は立法院(国会)外交・国防委員会への出席前に報道陣の取材に応じた。中国公船が台湾東部海域で外国船に無線通信を行ったことについて、中華民国と中華人民共和国の主権は互いに隷属せず、中国共産党には台湾東部海域や台湾の主権、管轄権に介入する権利はないと指摘。中国共産党はニューノーマルを作り出そうとしているとの見方を示した。また、国際社会に対し、台湾海峡から第1列島線、第2列島線に至るまでの中国の軍事的拡張を共に阻止するよう呼びかけた。

日比による海洋境界画定の交渉開始を巡り、両国と正式な交渉を行うかとの問いには、意思疎通や調整を継続的に行っていると説明。日本からは事前に連絡があり、フィリピンからは「これはフィリピンにとって日本との初のEEZ関連交渉であり、台湾には影響しない」と伝えられたと明らかにした。

(楊堯茹/編集:名切千絵)

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