(台北中央社)中央気象署(気象庁)によれば、19日から21日にかけ、北部や東台湾では継続的に雨が降り、所によっては台湾基準の大雨や豪雨になる可能性もある。
同署の張竣尭予報官は14日、中央社の取材に応じた際、さまざまな予報モデルから総合的に判断すると、グアム島一帯の大気の乱れが16日から17日にかけて熱帯低気圧になる可能性があると説明。さらに17日から18日にかけて台風24号に発達する可能性も排除しないとし、進路はフィリピンのルソン島を通過して南シナ海へ向かうとの予想を示した。
また、最新のデータでは北東の季節風が19日から21日に強まる見込みであり、熱帯低気圧や台風の外側の雲との相互作用が起きる確率が高いと説明。風を受ける基隆北海岸地域、東台湾、恒春半島、台北都市圏の山地ではにわか雨が続き、所によっては豪雨になると話した。北部や中部と南部の山地でも所により大雨が降るとした。
降雨の量や場所については、熱帯低気圧または台風の勢力や、北東の季節風との相互作用が起きる位置によると強調した上で、全体的には19日から21日にかけてが雨が最も強くなる期間だろうと述べた。
中央気象署の基準では、「大雨」は24時間雨量が80ミリ以上または1時間雨量が40ミリ以上の雨、「豪雨」は24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上がとなっている。