(ベントテーネ中央社)蕭美琴(しょうびきん)副総統は11日、イタリア・ベントテーネ島で開催された国際フォーラム「ベントテーネ自由・民主主義会議」に主賓として出席し、中国による圧力を念頭に、台湾人は全世界の人々と同じように、友人をつくり、友人と話す権利があると訴えた。
会場には、フォーラムを主催した欧州議会のピナ・ピチェルノ副議長の他、イタリアの元外務次官、ジャンニ・ベルネッティー氏らが出席した。
蕭副総統は、ベントテーネ島では歴史上、多くの人が自由のために闘ったと指摘。台湾でも民主主義や自由を求める多くの運動家が困難な環境下で努力し、現在の民主的な選挙制度や言論の自由のある台湾を築き上げたと説明した。
また、台湾は経済と防衛能力の強化に努め、民主主義と社会の強靭(きょうじん)性を守り、危機への対応力を高めているとした。その上で、台湾と欧州は多くの共通課題に直面しているだけでなく、同じ利益と価値観を共有していると強調。意見の違いは平和的な方法で解決すべきだとし、民主主義を求める意見が尊重され、大国が脅威や圧力によって小国の未来を決めることがないことを望むとした。
蕭副総統のイタリア訪問を巡っては、中国の外交部が強く抗議した。これについて蕭副総統は、中国は台湾の国際的な活躍の空間を制限するために圧力をかけ続け、自身も標的となり、制裁を受けているとしつつも、これによってわれわれが世界と交流することを阻むことはできないと主張。引き続き国際社会に積極的に貢献したいとの認識を示した。
ピチェルノ副議長も欧州議会の議題、特に自身の副議長としての行程は北京当局によって決められることは絶対にないと反発。蕭副総統から訪台の招待を受けたと明かし、近くにも訪問する可能性を示唆した。