(花蓮中央社)東部・花蓮県万里渓上流にできたせき止め湖について、農業部(農業省)林業・自然保育署花蓮分署は22日、ドローン(無人機)による調査の結果、すでに水が流出していることを確認したと発表した。現段階では水の流出状況は天然ダム(堤体)を大きく浸食するほどではなく、晴天や小雨が続く場合、影響は万里渓の河道内にとどまるとの見方を示している。
同分署によると、21日午前時点の天然ダムの高さは1090.5メートル。水位は22日午前1時40分にこの高さに達した後、上下に変動し始めた。水が流出している可能性が高まったため、ドローンで調査したところ、同5時30分に水の流出を確認したという。
同分署は、ドローンが撮影した映像から、流出口が削られた形跡は目立たず、水位と流出量も安定しており、天然ダムが直ちに決壊する兆候も見られないと説明している。
下流にある幹線道路、台9線の万里渓橋では午前6時30分、夜間の通行止め措置を予定より早く解除した。水位の監視が続けられている。
また一部区間で運転を見合わせるなどしていた台湾鉄路(台鉄)は、20日に通常ダイヤでの運行を再開している。