(台北中央社)「ゾンビたばこ」と呼ばれるエトミデートなどの指定薬物の乱用が、台湾で社会問題化している。交通部(交通省)は1日、指定薬物を使用した状態での自動車などの運転に対する罰則強化を検討していると発表した他、教育部(教育省)も同日、学校における対策を強める方針を示した。
交通部は報道資料を通じ、「道路交通管理処罰条例」の改正を計画していると説明。薬物を使用して運転した者について、現行では1~2年間の運転免許停止としている処分を、最大で免許取り消しおよび3年間の再取得禁止へと厳罰化する方針だとした。
特に第1級(ヘロイン、コカインなど)と第2級(大麻、エトミデートなど)の薬物を使用した者については、車の運転の有無にかかわらず免許取り消しにするとした。
さらに、過料の金額を引き上げる他、運転者の薬物使用を知りながら同乗した人に対する処罰規定も新設するという。
また台湾では、薬物の使用が疑われる生徒・学生らに対し、学校が尿検査を実施することとなっている。教育部は報道資料で、エトミデートには即時の判別が難しいという特性があることから、尿検査に加えて唾液検査の導入を検討していると明らかにした。
教育部学生事務・特殊教育司(局)の蔡宜静司長は1日、報道陣の取材に対し、唾液検査は早ければ今年9月に導入すると言及。唾液検査はリスクを早期に判別するための補助ツールであり、陽性だった場合には尿検査での再確認が必要だと話した。