(台北中央社)北部・台北市や新北市の一部に水を供給する翡翠ダム(新北市)の立ち入り制限区域でこのほど、子連れのジャコウネコが確認された。同区域では先日、ジャコウネコの生息が初めて確認されたばかりで、成獣はその時に確認された個体とみられる。台北翡翠ダム管理局は23日、写真を公開するとともに、水源保全と自然環境保護の成果が表れているとの考えを示した。
見つかったのはタイワンジャコウネコとも呼ばれる台湾の固有亜種。乱獲や生息環境の破壊により絶滅の危機にひんしており、保護対象に指定されている。
ダム管理局は20日、ジャコウネコの姿を初めて確認したとして交流サイト(SNS)のスレッズに写真を投稿。丸みを帯びた体形だったため、妊娠しているのではないかとの声も上がっていた。
同局は、23日に写真を公開した2匹について、成獣は20日に紹介した個体と同じだと説明。ダム周辺がジャコウネコの生息に適した環境であるため、管理局の事務所付近でもたびたび姿が確認されているのではと述べた。
▽ 台湾のジャコウネコはコーヒーの実を食べない
インドネシアなどに生息するジャコウネコ科の動物、パームシベットの糞から採取したコーヒーの実は「コピ・ルアク」として高値で取引されることで知られる。だが、農業部(農業省)生物多様性研究所によれば、台湾のジャコウネコはパームシベットとは属が異なり、コーヒーの実は食べないという。