中部・台中市の大安港媽祖文化園区で、14年をかけて建設された巨大な媽祖像が今月上旬に完成した。像の本体は高さ30メートル、白いイルカをイメージした高さ23.6メートルの台座と合わせ、総高は53.6メートルに達する。同園区のシンボルとして、海沿いの新たな文化・観光ランドマークとなる。
媽祖は航海する人々の安全を守る神として台湾で広く信仰されている。同園区では媽祖文化を海岸地域の自然や文化と組み合わせ、海沿いの観光拠点として活用する構想が進められてきた。
媽祖像のデザインは芸術家の柯建華氏が手掛けた。頭部に9本の珠飾りが垂れた冠をかぶり、波を踏むように立ち、手に如意を持って海に向かう姿で、海沿いの地域を慈悲深く見守る媽祖を表現した。設置場所の環境を考慮し、材質には腐食に強い花崗岩を使用。強い北東の季節風や塩分を含む海風に耐えられる。
完成を記念し、10月3、4日には同園区で海洋観光にちなんだイベントが開催される。音楽ライブや伝統芸能などが披露される。