(東京中央社)81回目の「原爆の日」を迎えた広島市の平和記念公園で6日、平和記念式典が開かれ、李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)が率いる台湾代表団が参列した。台湾の参列は昨年に続き2度目となった。
広島市は昨年、式典の案内を「招待」から「通知」に変更。過去最多となる120カ国・地域が参列し、台湾が初参列した。
今年は李氏が昨年に続き参列した他、台北駐大阪経済文化弁事処(総領事館に相当)の范振国(はんしんこく)処長(総領事に相当)らが代表団に加わった。
台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の報道資料によれば、李氏は81年前のきょう、多くの人が原爆の犠牲になったことに触れ、台湾を代表し全ての犠牲者と遺族に最も深い哀悼と見舞いの意を表明するとした。
また李氏は、世界が平和を追求する中で、台湾海峡の現状変更やインド太平洋地域の安定の破壊をたくらむ中国が驚くべきスピードで核兵器の開発を進めているとし、世界平和の最も重大な脅威となっていると指摘した。
李氏は、広島の平和記念式典は平和を追い求める力の象徴だと言及。中国の核増強が世界平和にもたらす脅威を直視する必要があり、核兵器による惨劇を繰り返してはならないとした上で、理念が近い民主主義国家が団結し、集団の力で安定した国際秩序を守り抜くべきだと呼びかけた。
台湾代表団は外交使節団のエリアに席が用意され、李氏はパラグアイやハイチ、バチカン、インドなどの駐日大使らと親交を深めた。