(台北中央社)国軍の大規模軍事演習「漢光42号」実動演習が5日、始まった。14日まで、10日間にわたって行われる。初日は、敵軍が民兵船や海警船を利用して台湾に対するグレーゾーン作戦を行う事態や、「演習から戦争への移行」に備えることを主な目的とし、陸海空軍が戦術位置への展開や戦力保存、重要目標の防衛などを実施した。
今回の実動演習は、漢光42号図上演習(4月)や、敵軍出撃前を想定した「即時戦闘準備演習」(6月)、出撃後を想定した「統合防衛演習」(7月)に続くもので、一連の事態推移を想定した訓練モデルを採用し、実戦環境下での部隊の対応能力を磨く。戦闘準備配置、戦力防護・保存、反上陸統合作戦、縦深防御、持久作戦と段階を踏んで行われる。
演習が始まると、海軍は補給・整備を終えた艦艇を緊急出港させ、指定の海域で分散して待機させた。移動式レーダー部隊やミサイル車両もそれぞれの戦術位置へ展開し、機雷の設置準備も進めた。
空軍は戦力保存のために各種戦闘機を指定の場所に移動させるとともに、防空部隊を全面的な戦備態勢に移行させた。陸軍は重要施設を防護した他、重要地域で障害物を設置した。
予備役の教育招集も行われた。北部の防衛と災害救助を担当する第3作戦区は、教育招集部隊は受け付けを終えた後、射撃予習、武器操作、基本動作の指導を順次実施したと説明。さらに射撃訓練や専門技能の再訓練などの課程を組み合わせ、予備役が任務や戦場環境に段階的に習熟できるようにしているとした。
軍関係者によると、今回の演習で動員される予備役は2万人余り。