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台湾で「航空宇宙・国防工業展」始まる 国防部、新型兵器や軍民両用技術などを紹介

2025/09/18 17:48
米国からの納入が進むM1A2T戦車「エイブラムス」=9月17日、台北市
米国からの納入が進むM1A2T戦車「エイブラムス」=9月17日、台北市

(台北中央社)台北市の台北南港展覧館で18日、「台北国際航空宇宙・国防工業展」が始まった。国内外から400以上の企業が出展するほか、国防部(国防省)は陸海空軍や軍備局、国防大学などによる「国防館」を設置し、新型兵器などを紹介している。

国防館は17日、メディアに先行公開された。同部によれば展示は「統合作戦兵器装備」「無人機」「軍民両用技術」「国軍人材募集」の4エリアに分かれており、新型の兵器を実物や模型、画像、映像で展示。スタッフによる説明や機体・艦艇のシミュレーター体験を通じ、来場した一般市民に国軍の装備への理解を深めてもらい、「全民防衛」や、必要な軍備を自主開発する「自主国防」への信頼感を高める狙いがあるという。

統合作戦兵器装備エリアには、目玉として米国からの納入が進むM1A2T戦車「エイブラムス」や高機動ロケット砲システム「ハイマース」などの実物を展示。無人機エリアでは、政府系研究機関の国家中山科学研究院が開発した攻撃無人機「勁蜂」シリーズや、電動の無人戦術車両などを紹介する。

顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)は18日午前、江啓臣(こうけいしん)立法院副院長(国会副議長)らと共に会場を訪れ、国防館や米国館などを見学した。

見学後、報道陣の取材に応じた顧氏は、展示内容は強靱(きょうじん)性と自主国防、イノベーションに焦点を当てていると言及。台湾は自主国防の力を構築しなければならないとした上で、その力と強靱性を築くのと同時に、イノベーションを絶えず追求していく必要があると述べた。

展示会は20日まで。

(呉書緯、游凱翔/編集:田中宏樹)

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