中部・苗栗県で6日、県産の高品質な上海ガニ(大閘蟹)の販売が始まった。鍾東錦(しょうとうきん)県長はPR記者会見で、旬の味を楽しめるこの時期に、ぜひ産地を訪れてほしいと呼びかけた。上海ガニを味わうとともに、地元の農漁業や山あいの景観も楽しんでほしいとしている。
同県農業処の陳樹義処長は、苗栗県は上海ガニの生育に適した水質と気候に恵まれており、県は2012年から養殖支援に取り組んできたと説明した。専門的な養殖技術の導入に加え、環境に配慮した養殖や飼育密度を抑える管理方式を推進し、水質や餌の管理を強化することで、品質向上とブランド化を進めてきたという。
陳処長によれば、県内では29戸の養殖業者が約21ヘクタールで、計41万5250匹の上海ガニを養殖している。県は販売前の安全検査を実施している他、消費者がカニに付けられたQRコードを読み取れば、生産者や産地、検査情報を確認できる。
県産の上海ガニは秋に旬を迎え、身の詰まりがよく、濃厚なカニみそと甘みのあるカニ肉が特徴だ。鍾県長によると、例年は販売開始から1カ月足らずで完売するという。