(台北中央社)今年の台湾映画はすでに2作品が興行収入1億台湾元(約4億9500万円)超えを記録し、好調な成績を収めている。20日までに国産映画全体の興行収入は前年同期比26%増の約7億5800万元(約37億5200万円)に達した。
台湾映画の盛り上げを目的として台湾の映画館や配給会社、制作会社でつくる「台湾映画飛翔大連盟」(国片起飛大聯盟)が22日、台北ドームを中心とする台北文化スポーツ園区(台北市)に新たに開業する映画館「大巨蛋秀泰影城」で記者会見を開き、今年下半期と来年の春節(旧正月)前後に公開の台湾映画30作の制作チームと共に国産映画をPRした。
今年はすでにヤクザ映画「角頭—闘陣欸」(GATAO BIG BROTHERS)と台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)を舞台にしたサスペンス映画「96分鐘」(96 Minutes)が興収1億元の大台を突破している。
記者会見に出席した李遠(りえん)文化部長(文化相)は、文化部(文化省)にできることは資源を適切な場所に注ぎ込むことだと言及。「台湾に国産映画は不可欠だ」と述べ、自分たちの映画を産業のけん引役にして初めて、全ての文化クリエーティブ産業を盛り上げることができるとの考えを示した。
記者会見には「大濛」(A Foggy Tale)や「我が家の事」(我家的事)、「左撇子女孩」(Left-Handed Girl)などの制作チームが出席した。