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台湾あれこれ/旧魚醤工場を地域のリビングルームに 離島・馬祖の取り組みにグッドデザイン賞/台湾

2025/10/16 18:32
施設の前で写真に写る鹹味島合作社のメンバーら=鹹味島合作社提供
施設の前で写真に写る鹹味島合作社のメンバーら=鹹味島合作社提供

離島・馬祖(連江県)で、魚醤工場だった建物を地域の人々が集う空間に作り変えた施設「鹹味島社区客庁」(ソルティーアイランド・リビングルーム)が15日、日本のグッドデザイン賞を受賞した。

施設の運営などを行う鹹味島合作社(ソルティーアイランド・スタジオ)の報道資料によれば、施設は町に放置されていた工場を、日常的に利用でき、住民の公共参加を促し、持続可能な「地域のリビングルーム」へと再生したもの。市民に無料で開放されており、マーケットや展示、ワークショップの場として活用されている。関連の取り組みに参加するため、地元にUターンする若者も増えているという。

賞のウェブサイトによると、審査委員は、放置され建物を再利用するというシンプルな活動から、文化の継承や持続可能性、地域主導の再生へと拡大し、島を訪れるだけでなく滞在する価値があるものにしたと評価した。

(潘欣彤/編集:田中宏樹)

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