(台北中央社)20日の台湾は北部の山地などで大雨に見舞われている。台湾鉄路(台鉄)は同日正午現在、安全確保のため、北部・新北市の山間部などを走る平渓線の運転を見合わせている。運転見合わせ区間についてはバスで代行輸送する。天候に応じて運転再開時刻を検討し、適時に発表するとしている。
中央気象署(気象庁)は同日午前、台北市全域と新北市の山地と平地を対象に、24時間雨量が350ミリ以上または3時間雨量が200ミリ以上に達する恐れがあるとして「大豪雨」特報を発表した。北東からの季節風や台風周辺の湿った空気の影響。基隆北海岸や北部・桃園市、北東部・宜蘭県には「豪雨」特報(24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上)、北部・新竹県、東部の離島・蘭嶼、緑島には「大雨」特報(24時間雨量が80ミリ以上または1時間雨量が40ミリ以上)を出した。
短時間に集中的に降る雨や強い風に注意を促し、低い地域での浸水や山地での山崩れ、落石、土石流、河川の増水に警戒を呼びかけている。