(台北中央社)台湾プロ野球の台湾シリーズ第3戦が21日、台北ドーム(台北市)で行われ、楽天モンキーズに2連敗を喫していた中信ブラザーズは2-0で勝利した。
中信は二回、詹子賢のソロ本塁打で先制。三回には王政順が適時二塁打を放って追加点を挙げた。
投げては元ベネズエラ代表のヘスス・バルガスが先発し、六回の途中まで68球を投げた。三回や六回にはピンチを背負うも、味方の好守に助けられて無失点で切り抜けた。
中信の平野恵一監督は試合後、詹の先制弾に「本当に感動した」とコメント。「チームに勇気と勢いを与える一打だった」と評価した。また「(シリーズ開幕直前に亡くなったばかりの)天国のお父さんも必ず喜んでくれていると思う」と語った。
台湾シリーズは4勝先取。22日に楽天桃園野球場(北部・桃園市)で予定されていた第4戦は23日に雨天延期となった。23日の桃園市は雨の予報のため、さらに順延される可能性もある。
中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)の統計によると、これまでに1勝2敗でシリーズ第4戦に臨むチームが最終的に優勝した確率は34.8%だという。