(台南中央社)茨城県那珂市の先崎光市長は17日、黄偉哲(こういてつ)台南市長と面会し、両市の友好関係のさらなる促進のため、那珂市が新設する道の駅周辺に整備する市道の通称を「台南通り」にすることを明らかにした。台南市が報道資料で発表した。
両市は昨年5月、那珂市出身の母親を持つ旧日本兵、杉浦茂峰が台南市内の廟(びょう)に祭られている縁から、友好交流協定を締結。今年5月には台南市が市内に新設する道路を「那珂街」と命名することを発表していた。
台南市政府によると、先崎市長は木野広宣市議会議長らと台南を訪問。黄市長と教育や物産、観光などについて意見交換したという。
黄市長は双方の子供たちが相互に訪問し、次の世代にも友好関係を伝えていくことに期待を寄せた。また那珂市の子供たちが学校給食で市産パイナップルを味わったことに触れ、今後のさらなる交流を望むとした他、台南で毎年11月に開かれる旅行フェアへの出展を呼びかけた。
先崎市長は中国語であいさつし、パイナップルが好評だったと語った。また木野議長は、官民による交流をいっそう深め、友好関係が長く続くことを願った。