(東京中央社)南部・嘉義県竹崎郷と佐賀県嬉野市が16日、お茶を中心とした友好交流協定を締結した。双方は今後、観光や芸術、教育、文化などの分野で協力し、相互理解と友好関係を深めていく。
台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処(駐福岡弁事処)によるあっせんで実現した。両地ともにお茶の産地であることから締結につながった。
締結式は嬉野市で行われ、同弁事処の陳銘俊処長(総領事に相当)や嬉野市議会の森田明彦副議長らが立ち会いの下、竹崎郷の曽亮哲郷長と嬉野市の村上大祐市長が協定書に署名した。
陳氏は佐賀県内では台湾と密接な交流を進めている市や町が多いが、正式に協定を結んばのは嬉野市が初めてだと強調。台日間の友情深化のためにも、より多くの都市提携を通じ、互いの交流・学習の機会をつくり出せばと期待を寄せた。
竹崎郷は嘉義県の景勝地、阿里山の麓に位置し、台湾では高山茶の産地として知られる。