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台湾の2作品が入賞 山形国際ドキュメンタリー映画祭

2025/10/16 17:47
スー・ユーシェン監督の「公園」がインターナショナル・コンペティションで優秀賞に当たる「でん六賞」を受賞=10月15日、山形市(台北駐日経済文化代表処台湾文化センター提供)
スー・ユーシェン監督の「公園」がインターナショナル・コンペティションで優秀賞に当たる「でん六賞」を受賞=10月15日、山形市(台北駐日経済文化代表処台湾文化センター提供)

(東京中央社)山形国際ドキュメンタリー映画祭の表彰式が15日、山形市内で行われ、スー・ユーシェン(蘇育賢)監督の「公園」と、ソン・チョンイン(宋承穎)、フー・チンヤー(胡清雅)両氏が監督した「炭鉱奇譚」(侯硐奇譚)が入賞した。

短編を除く作品を対象にした「インターナショナル・コンペティション」には129カ国・地域から1318作品、アジアに関連した作品が対象の「アジア千波万波」には75カ国・地域から1358作品の応募があった。

「公園」はインターナショナル・コンペティションで優秀賞に当たる「でん六賞」を受賞した。公園に集う高齢者や子ども、外国人労働者の日常を観察し、公園を社会の縮図としてその多様性を捉えるとともに、公共性と人間関係を考察した。

「炭鉱奇譚」にはアジア千波万波で奨励賞相当の「東北電化工業賞」が授与された。炭鉱で栄えた北部・新北市の侯硐が舞台。元炭鉱労働者の回想や地域の思い出を通じ、廃虚を歴史や感情を支える空間に変化させ、時間や記憶の交差を描いた。

李遠(りえん)文化部長(文化相)は同日、報道資料を通じてコメントを発表。ドキュメンタリー映画は社会の実態や人々の声をありのままに表現するものであり、台湾の創作者の多様な視点や文化的深みも表しているとした上で、文化部(文化省)として今後も引き続きサポートを行い、より多くの台湾の物語を世界に届けていくと述べた。

(戴雅真/編集:田中宏樹)

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