(新北、桃園空港中央社)北部・新北市の台湾新北地方検察署(地検)は21日、兵役逃れの疑いで俳優のチェン・ボーリン(陳柏霖)ら芸能人4人を含む8人の身柄を拘束して取り調べを行った。4人は最大50万台湾元(約250万円)の保釈金で保釈が認められた。
取り調べを受けたのはチェンの他、俳優のシュウ・ジエカイ(修杰楷)、男性グループ「Energy」のシューウェイ(書偉)=本名張書偉、アイドルグループ「ロリポップ」(棒棒堂)のシャオジエ(小杰)=本名廖允杰ら。
4人はいずれも警察による取り調べの段階で、10万~30万元(約50万~150万円)で違法グループに高血圧の診断書の偽造を依頼するなどの方式で兵役を逃れたことを認めたため、警察は文書偽造や兵役妨害などの罪の疑いで、検察に身柄を移した。
チェンは検察の取り調べを受けた後、報道陣に対し、若い頃に取った愚かな選択に向き合う機会を与えてくれた検察官や刑事に感謝したいとコメントした。
出頭が命じられたものの国外にいたため取り調べを受けていなかったEnergyのクンダー(坤達)=本名謝坤達も22日早朝、国外での仕事をキャンセルして帰国した。桃園空港(北部・桃園市)で待機していた検察官や警察官に付き添われ、空港を後にした。
今年に入り俳優のダレン・ワン(王大陸)の兵役逃れが発覚したことを発端に、新北地検が警察に捜査を指示。今回の取り調べはその第3波に当たる。