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陳子豪、味全入り 契約総額は台湾プロ野球史上最高の10年6億2千万円

2025/01/04 21:18
3日の入団会見でポーズを決める朱育賢(左)と陳子豪
3日の入団会見でポーズを決める朱育賢(左)と陳子豪

(台北中央社)台湾プロ野球の味全ドラゴンズは3日、陳子豪外野手(前中信ブラザーズ)と朱育賢内野手(前楽天モンキーズ)の入団会見を台北市内で行った。

両選手とも昨年オフにFA権を行使して味全に移籍した。ベストナイン、ゴールデングラブ賞をそれぞれ1回獲得した陳は10年1億3000万台湾元(約6億2200万円)、本塁打王2回、打点王1回に輝いた朱は4年4800万元(約2億3000万円)で契約した。

陳の契約総額は昨年夏に富邦ガーディアンズに入団した元大リーガー、張育成内野手の3年6カ月9250万元(約4億5500万円)を上回り、台湾プロ野球史上最高を更新した。

会見で中信時代と同じ背番号1のユニホームに袖を通した陳は「実力をさらに高め、チームを優勝に導きたい」と意気込んだ。背番号が「85」から「11」に変わった朱も「新しいチームで新しい仲間と一緒に頑張りたい」とやる気満々だった。

味全は2023年、24年ぶり5回目の優勝を果たすも、昨年は4位に沈みプレーオフ出場を逃した。

▽陳子豪1995年7月生まれの29歳。左投げ左打ち。2013年、兄弟エレファンツ(現中信)に入団し21年に史上最年少(26歳114日)で通算100本塁打を達成。通算990安打、131本塁打、639打点、打率2割8分8厘。

中信時代の応援ソングは人気チア、チュンチュンの関係で日本でも一部ファンの間で知られている。

▽朱育賢1991年11月生まれの33歳。左投げ左打ち。1年目の2016年からラミゴモンキーズ(現楽天)の主力打者として活躍。チームが3連覇を果たした19年にはMVPに選出された。通算994安打、169本塁打、649打点、打率3割1分1厘。

台湾代表の常連で昨年のプレミア12にも出場しチームの初優勝に貢献した。

(楊啓芳/編集:羅友辰)

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