(台北中央社)台湾の大手企業集団、潤泰グループの総裁で、“東洋のノーベル賞”と呼ばれる「唐奨」創設者の尹衍樑(いんえんりょう)氏が26日朝、台北市内の病院で死去した。75歳だった。同グループが同日、発表した。
尹氏は1950年、台北生まれ。父・尹書田氏が紡績業で創業した潤泰グループの2代目として手腕を発揮し、事業を建設、金融・保険、小売店、バイオ医療まで多角的に拡大させ、時価総額1000億台湾元(約5000億円)を超えるグループにまで成長させた。グループ傘下には繊維の潤泰全球や建設の潤泰創新、保険の南山人寿、ショッピングセンター「CITYLINK」などがある。
教育や科学研究にも深い関心を寄せ、学術機構を長年支援してきた。2012年に立ち上げた唐奨では、14年から2年に1度、持続可能な発展、バイオ医薬、漢学、法の支配の4分野で革新的かつ実質的な貢献をした人物を表彰し、これらの分野での研究を後押しした。
同グループは、故人の遺志に従い、献花台の設置や告別式などは行わないとしている。