(台北中央社)昨年の大阪・関西万博で、台湾が民間企業名義で出展した「テックワールド館」が、来月3日に南部・嘉義県で開幕する「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)に出展される。卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)が4日、記者会見で発表した。外観は変更されるものの、展示内容は可能な限りオリジナルを再現する。
テックワールド館は、経済部(経済省)の外郭団体、台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)の100%出資で設立した玉山デジタルテック名義で万博に出展。「ライフ」「ネーチャー」「フューチャー」をテーマにした三つのエリアを設け、台湾のテクノロジーの実力を世界にアピールした。184日間の会期中には延べ116万人が来場し、国内外から高く評価された。
卓氏によれば、同館の「ネーチャー」劇場が、嘉義県にまたがる台湾最高峰・玉山を出発点としていることから、嘉義県での展示が決まった。経済部国際貿易署の劉威廉署長によると、出展候補地として台湾各地の30カ所近くを視察した末、年中行事の雰囲気と祭典の性質を考慮した上で、台湾ランタンフェスでの展示を決めたという。
嘉義で展示する同館の外観について、国際貿易署の胡啓娟副署長は、大阪万博は各パビリオンに循環経済(サーキュラーエコノミー)の採用を求めており、閉幕後は全て解体され、建材も再利用に回されたと説明。そのため、外観を完全に復刻することは難しく、今回の展示では最先端テクノロジーを利用して当時の風貌を再現するとした。
同館は台湾ランタンフェスの開幕に先立ち、3月1日に開館する。展示は15日まで。今月4日からオンラインで入館予約を受け付ける予定だとしている。
台湾ランタンフェスは3月3日から15日まで、嘉義県太保市の嘉義県政府広場前で開催される。