(北京中央社)野党・国民党系と中国共産党系の双方のシンクタンクが共催するフォーラムが3日、中国・北京で開かれた。中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)のトップ、宋濤主任は開幕式で、「一つの中国」を巡る「92年コンセンサス」を堅持し、台湾独立に反対する姿勢を示した。国民党の蕭旭岑(しょうきょくしん)副主席(副党首)も同様に、92年コンセンサスを堅持し、台湾独立に反対する立場を表明した。
フォーラムは両岸(台湾と中国)間の旅行交流、産業交流・連携、環境の持続可能な発展をテーマにしたもので、両岸の専門家らが意見を交わした。蕭氏は学者や専門家40人を含む訪問団を率い、2日から4日までの日程で訪中している。
宋氏は、国共両党は両岸関係の平和と発展を推進し、中華民族共通の故郷を守る上で、回避できない責任を負っていると言及。両岸交流や発展に対する見解として「92年コンセンサス堅持、台湾独立反対、両岸関係の発展の正確な方向性をしっかりと把握する」「台湾独立に断固反対し、台湾海峡の平和と安定を守る」—など5点を挙げた。また、台湾独立分裂勢力や台湾独立の執行者、協力者、外部勢力を批判し、「手加減せず、容赦しない」と強調。台湾独立に関わる台湾の政党や団体、民衆に対し「歴史的に正しい一方にしっかりと立つ」よう呼びかけた。
蕭氏は、両岸は異なる体制下で発展してきたものの、両岸の人々は同じ中華民族に属し、いずれも「炎黄子孫」(伝説上の帝王、炎帝と黄帝の子孫)だと指摘。互いに助け合い、中華の振興に尽力すべきだと強調した。
その上で、両岸は今後、人々の福祉を最大の目標として、92年コンセンサスを堅持し、台湾独立に反対し、中華民族が全世界を前にして胸を張れるようにしていくべきだと語った。
