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万博「テックワールド館」に別れ 延べ110万人超が来場/台湾

2025/10/14 13:22
「テックワールド館」の閉館式に集まる同館のスタッフら=10月13日、大阪市
「テックワールド館」の閉館式に集まる同館のスタッフら=10月13日、大阪市

(大阪中央社)大阪・関西万博が13日閉幕し、台湾が民間企業「玉山デジタルテック」名義で出展した「テックワールド館」も幕を下ろした。184日間の会期中の来館者数は延べ110万人を超えた。同社の黄志芳(こうしほう)名誉会長は、同パビリオンで掲げた「共に良くなる」の精神は「引き続き世界各地で継承され、輝いていく」と話した。

台湾は博覧会国際事務局(BIE)に加盟しておらず、「台湾」名義での参加はできないため、経済部(経済省)の外郭団体、台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)の100%出資で設立した玉山デジタルテックとしてパビリオンを出展。「ライフ」「ネーチャー」「フューチャー」をテーマにした三つのエリアを設け、台湾のテクノロジーの実力を世界にアピールした。

13日夜、パビリオンが明かりがゆっくりと別れを告げると、その場にいた関係者らは抱き合い、会場は拍手と笑い声で温かい空気に包まれた。

黄氏は、展示やさまざまなパフォーマンス、スタッフによるパビリオン間交流によって、台湾の国民外交に最高の一ページを刻んだと言及。テックワールド館を通じて、「台湾という小さくて山が多い国がいかに美しく、偉大かを世界に説明した」とし、「結び付き、共に良くなるということを信じる信念は、われわれが前進し続ける力になる」と述べた。

テックワールド館は日本や台湾、世界の数多くの人々から高い評価を受けた。9月には、パビリオン内の「ライフ劇場」が、優れたパビリオンを表彰するワールド・エキスポオリンピック・コンペティション展示・ディスプレー部門で銅賞を受賞した。

(楊明珠/編集:名切千絵)

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「テックワールド館」の閉館式で手を振って来場者に別れを告げる玉山デジタルテックの黄志芳名誉会長(手前)=10月13日、大阪市
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「テックワールド館」の閉館式に参加した2025年日本国際博覧会協会海外広報・プロモーション課の松田博和課長代理(手前左)、万博でボランティアを務めた台湾のインフルエンサーNobu(同右)=10月13日、大阪市
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「テックワールド館」を背に記念写真に納まる女性たち=10月13日、大阪市
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