(台北中央社)台湾で対中政策を担う大陸委員会は11日、中国人民解放軍とインドネシア海軍による台湾東部海域での合同演習の実施を中国国防省が発表したのを受け、「軍事的挑発行為を強く非難する」との声明を出した。国家の主権を著しく侵害し、地域の安全を脅かすものだとし、北京当局に対し、現状を破壊する危険な行為を即時停止するよう呼びかけた。
中国国防省は11日、人民解放軍海軍とインドネシア海軍のフリゲートが8月中旬に、台湾東部海域で航行訓練を行うと発表した。通信や海上補給などの訓練を重点とするという。両国海軍の共同行動能力を高め、双方の実務的連携を深め、地域の平和と安定を共に守るのが狙いだと説明した。
大陸委は今回の軍事演習を「演習と偽り、実際には拡張」という政治的操作だと指摘。「中国共産党の狙いは中国が台湾東部海域の管轄権を持つという虚像を国際社会に対して形成し、わが国の国家主権と海域の権益を粗暴に侵犯することにある」とした。これらの一方的な行為は中国共産党が国際規範を繰り返し無視し、地域の平和と安定を壊し、国際秩序に挑戦している両岸(台湾と中国)の平和と安定の破壊者であるのみならず、地域の安全を乱すトラブルメーカーであることを十分に露呈していると批判した。
その上で、政府として周辺情勢を厳密に監視し続け、必要かつ適切な措置を取り、国家の主権と台湾海峡の平和と安定を固く守っていくと強調した。