(台北中央社)国防部(国防省)は27日、中国の主力・補助戦闘機や無人機など延べ27機が同日午前8時15分から順次活動しているのを確認し、うち延べ18機が台湾海峡の暗黙のライン「中間線」やその延長線を越え、台湾北部、中部、東部、南西部の空域に進入し、中国軍艦に連携して「連合戦備パトロール」を行ったと明らかにした。国軍は厳密に動向を把握し対処したとしている。
活動を確認した軍用機は「殲16」戦闘機や「空警500」早期警戒機、無人機など。
国防部は、中国が2日間連続で台湾周辺海空域で頻繁に嫌がらせを行っていると指摘。27日午前6時までの24時間には中国の軍用機延べ34機が中間線を越え、台湾北部、南西部、南東部の空域に進入したのを確認。軍艦9隻、公船1隻が台湾海峡周辺で活動しているのも確認したという。
また中国が29日に衛星を搭載したロケットを四川省の西昌衛星発射センターから発射する予定であることも明らかにした。台湾の防空識別圏(ADIZ)を通過し、西太平洋方面に飛行するとしている。