(ロンドン中央社)英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)が15日に発表した、世界各地の都市を留学の観点から評価する「ベスト学生都市ランキング」で、台北が14位に入った。前回から順位を12上げ、これまでの最高位となった。
ランキングは人口25万人以上で、QS世界大学ランキングにランクインした大学が2校以上ある都市が対象。魅力度、経済的負担、学生の多様性、企業活動、世界大学ランキング、学生の声の六つの分野から評価した。
教育部(教育省)の担当者は中央社の取材に応じ、同部として近年、さまざまな留学生の呼び込み策に取り組んでいると言及。各校と連携して親切で多文化的なキャンパス環境の実現を目指しているとし、例としてムスリムの学生が多い学校には礼拝スペースや戒律に沿ったハラル料理の提供を推進していると説明した。
また国家発展委員会と手を組んで、海外学生の誘致や卒業後のつなぎ留めを図る施策を昨年から実施していると述べた。
ランキングのトップ5は、韓国・ソウル、東京、英国・ロンドン、ドイツ・ミュンヘン、オーストラリア・メルボルンだった。台湾からは台北の他に、北部・新竹(71位)、南部・台南(92位)が上位100位に入った。