(東京中央社)台湾区製茶工業同業公会(組合)が主催し、農業部(農業省)が後援した台湾茶の多様な魅力と可能性を提案する商談会「モダン台湾茶セレクション2025」が15日、東京で開かれた。台湾メーカー7社が出展し、台湾茶を使った創作料理やスパークリングティーなどが紹介された。
会場ではウーロン茶や紅茶の茶葉やティーバッグなどが展示された他、専門家による台湾茶のレクチャーも行われた。またライチやトマト、茶葉を組み合わせた前菜や茶をつゆに使ったカボチャそばなど、フレンチレストランのシェフ兼パティシエが手掛けた料理やスイーツのプレゼンテーションと試食も実施された。
公会の陳雲康理事長は、より多くのおいしさを日本の人々に届けたいと話した。
台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)農業組の蔡淳瑩副組長はあいさつで、台湾では日本統治時代の1920年代にアッサムティーの栽培・加工技術が持ち込まれ、良質な紅茶を生産していたと説明。近年はウーロン茶と共に独自の茶文化が発展したとし、今回のイベントを通じて魅力を再認識してほしいと語った。