(台北中央社)国防部(国防省)は28日、中国が27日午後に打ち上げた運搬ロケットが台湾中部の上空を通過したと発表した。台湾への危害はなかったとしている。
運搬ロケットは衛星を搭載し、午後11時54分に四川省の西昌衛星発射センターから発射された。台湾上空を通過して西太平洋方面に飛行した。高度は大気圏外だった。
国防部はまた、28日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ29機、軍艦延べ10隻、公船延べ4隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したことも発表した。軍用機のうち延べ16機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、台湾の北部や中部、南西部、東部の空域に進入した。
国軍が軍用機や軍艦、沿岸部に配備したミサイルシステムで厳密に監視し対処したと説明した。